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レポート2022.04.17「子供たちの笑顔を増やしたい」アニメを作る男たちの熱く純粋な願い「元気いっぱい子供向けアニメプログラム『DINO!』『キャプテン・バル』『スプリンパン まえへすすもう!』+『ネコリーマン』」

4月17日(日)、那覇市の桜坂劇場ホールCで、元気いっぱい子供向けアニメプログラム「DINO!」「キャプテン・バル」「スプリンパン まえへすすもう!」と、ショートムービー「ネコリーマン」の特別上映が行われました。

上映作品を選定したアニメーション監督の井上ジェットさんが登壇し、ひとつづつ作品上映の前に解説を入れるというスタイルで実施された上映会では、「ネコリーマン」の「いねむり」という話をスタートに、自身が原作・監督を務めたかわいい女の子が不思議な世界を旅する「スプリンパン まえへすすもう!」、海賊になりたい男の子のドタバタコメディー「キャプテン・バル」、「ネコリーマン」の「空飛ぶフランスパン」、宝物を探す少年とワニのDINOの冒険活劇「DINO!」の順で上映が進められました。

「いねむり」では誰もが一度は見たことのある光景に会場から笑い声が上がったほか、井上監督の解説で「スプリンパン まえへすすもう!」は沖縄のスタジオで製作され、モーションキャプチャーを使いミュージカル要素を多く取り入れたこと、「キャプテン・バル」は手書きの線に見えるがすべてCGであること、「DINO!」は作者が本業の傍らこつこつとストップモーション(コマ撮り)の作業を進め、製作に13年もかけた大作であることが紹介され、客席から思わず感嘆の声が上がるシーンもありました。

上映終了後にインタビューに応じた井上監督は「スプリンパン―」について、「原作のない作品なので、CGの良さとオリジナルでしかできない面白いことをやろうと思った。モーションキャプチャーもバレリーナをはじめアイリッシュダンサー、元劇団四季のダンサーなどを登用している」とこだわりを話したあと、「今回作品を見てくれた子供たちからも『かわいかった』と反応があった。ショートムービーというジャンルはまだマイナーだが定期的にショートアニメを流す機会を作り、子供たちに興味を持ってもらって、作品を見てもらって笑ってくれる時間が増えてほしい」と思いを語りました。

また、「スプリンパン―」でモーションキャプチャーディレクターを担当した山添武さんから「スプリンパン―は一方的ではなく見ている人に呼び掛けるような作品にしている。早くコロナ禍が収まって、大声で笑ったり応援上映など、見る側も作品に向き合って楽しめるようになってほしい」と、キャラクターのアングルに関するこだわりポイントが明かされました。

井上監督は「沖縄で国際映画祭が行われる、そしてレッドカーペットを開催するなんて、こんな素敵なことはなかなかない。今後もぜひ映画祭が継続してくれて、沖縄を訪れるきっかけになってくれたら嬉しいと思うし、そこでアニメが上映できてエンターテインメントが多くの人の『楽しみ』の中に取り入れられてくれたらもっと嬉しい」と今後の映画祭に期待を寄せ、山添さんも「来年もぜひ子供向けのプログラムに参加したい。『楽しさ』が作れるのは人間だけなので、これからも『楽しい』を作って、今回映画祭に来てくれた人たちだけでなく、多くの人たちに笑顔を届けたい」と抱負を語りました。

子供たちの、多くの人の笑顔のために。アニメの作り手の純粋で熱い思いが、言葉ひとつひとつにあふれるお話でした。

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